サマリア

2007年4月11日 映画
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援助交際をしている高校生のチョヨンに嫌悪感を覚えながらも、警察に見つからないように見張りをしている親友のヨジン。ところがある日、見張りを怠ったばかりに、チョヨンのいるホテルに警察が乗り込み、逃げ場を失った彼女はホテルの窓から飛び降りてしまった。チョヨン亡きあと、ヨジンは、彼女が関係を持った男を尋ね歩き、援交で得たお金を返していく。それはチョヨンへの罪滅ぼしのようだったが…。
作品を発表するたびに話題になるキム・キドク監督作。援助交際を通して、十代の少女の友情と性、そしてそんな少女を持った父親の感情を描く。主演したクァク・チミン、ソ・ミンジョンの等身大の演技が、十代のリアルな姿を映し出し、息づかいまで聞こえてきそうな生々しさに驚いてしまう。前半はヨジンの視点で見た世界だが、後半は一転して、ヨジンの父親の視点で少女たちの世界を捉える。男たちと逢瀬を重ねる娘を目撃した父のやり場のない気持ちが怒りに転化し、男たちに向けられていく様は切なく虚しく胸に迫る。(斎藤 香)

内容紹介
■女子高生・援助交際~スキャンダラスな物語。
「サマリア」は、援助交際をする2人の女子高生を主人公として描かれている。10代の少女達の純粋でいて不安定な心の動きを丁寧に捉えた本作は、ふたりの少女の憧れにも似た友情が導く、美しくも残酷な物語・・・。やがて訪れる衝撃の結末へ向け物語は加速していく。
■世界三大映画祭制覇に最も近い男「キムギドク」が描く最高傑作!
本作「サマリア」でベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞。続く「3-Iron」ではヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、今世界三大映画祭制覇に最も近いと言われ世界的に注目を浴びているキム・ギドク監督の最高傑作がこの「サマリア」である。


最近、「絶対の愛」のレビューを読んで気になっていたし、好きなアーティストがblogでこの映画について書いていたので、見てみた。

「悪い男」は先週。

「サマリア」は今日。

ネタバレ注意

3番目のストーリー以外は、あまり良さがわからなかった。
本当はメロドラマが好きだけれど、ラストシーンはきれいだし、とてもよかったとおもう。

砂利から伸びたジャックを、ポータブルプレイヤーにさしたあとに流れるジムノペディとか、きれいだと思ってしまうのは、自分が昭和生まれだからか。

でも、きっとそんな終わり方はあまったるいから。
だから、夢なんだと思う。

それに、その後につづくラストシーンのほうが、現実との地続きだったり、愛が感じられていいと思う。

この映画だって、まぎれもなくフィルムに焼き付けた映像だし、虚構でしかないのだけれど、それでも、ただのフィクションとして物語を終わらせたくなかったのかもしれない、と思う。

今日はケーキを食べた。おいしかった。
気温が上がって、だいぶ、あたたかくなってきた。

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